働きアリは生活時間の75%を遊ぶ

一見無目的にみえる遊びや好奇心活動は、未来の変化に備えるものである。 どーでも良いことをツラツラと。

カテゴリ: アップル

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 1.iPhoneX が発表されて数日経ちました
iPhone X 〜新しいデザインコードの挑戦〜で書いたように、iPhoneXで新しいデザインコードが採用されました。


でもって、約1週間くらい、色々な書き込みを拝見しているのですが、ユーザ側から見たときに、「少しデザインが複雑に捉えられているのかも?」という雰囲気を感じたので追記しています。




 2.シンプルデザインと複雑デザイン
アップルはスディーブ・ジョブズが復帰後に、ジョナサン・アイブをデザインの責任者にして徹底的にシンプルなデザインを追求してきました。流れとしては、Dieter Rams(参考本1,参考本2)のデザインの流れと言われています。


シンプル、複雑の言葉の定義が抽象的なのですが、イメージとしては、

シンプル :「引き算」プロダクトから、できるだけ不要なデザイン要素を減らそうと試みたモノ
複雑 :「足し算」プロダクトに、機能的に必要でないデザイン要素を足したモノ

と捉えても良いとは思います。





ちゃちゃっと、シンプルデザインと複雑デザインの特徴を下記の図に表してみました。
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シンプルデザイン :デザインの複雑性が増すに従って「嫌い」が発生する
複雑デザイン :デザインの複雑性が増すに従って「好き」が発生する(時計、車などに多い)




*豆知識:
あくまでも、僕のデザイン経験上ですが、プロダクトデザイナーは2種類存在して、シンプルが得意な人と複雑が得意な人がいます。なので、プロダクトデザイナーにデザイン依頼するときは、この2種類は明確に確認しないと見事にコケます両方を同時に出来る人は限られた人だけです。



こう考えた時に、iPhoneX は少し、デザインが複雑さを増して「嫌いな人が増えている感じ」かもしれません。


個人的には、iPhone4sでiPhoneは完成されてしまっている感じがしていて、iPhone5で16:9に縦に間延びして美しくなくなっています。それくらい、iPhone4sが美しかった!(特にホワイト)




 3.何故、無理してまで有機ELを採用するのか?
僕も、発売されたら分解して見ると思いますが、iPhoneXは有機ELを使う事によって、コストが1万円以上も上がっていると予想されています。


但し、ビジネスとは非常に複雑なもので、iPhoneXは注目を浴びる「広告」の役割を果たしているので、別にこれが悪いわけではないわけです。


やはり、目立つデザインの商品というものはプロモーション効果は抜群ですし、人と違うものを持ちたいと言う人も多いので、おそらくエッジの効いた人はiPhoneXを購入して人に自慢するでしょう。この効果はバカに出来ないわけです(エッジ層の人達はiPhone7のジェットブラックは自慢出来なかったようですが・・・・)。


もう一つ、有機ELを採用する目的は、エンジニア視点からすると、「VRのディスプレイに使いたい」というものもあるのですが、今回は具体的なVRの発表が無かったのでもしかして将来にむけての有機ELなのかもしれません。




*Dieter Ramsはデザインを見れば美しさが色々感じてもらえるかと

こちら(大切なのは技術なのか? 〜どういう体験をしてほしいの?〜)で、アップルと日本企業の技術導入時期を比較してみましたが、こういう話の時にいつも思い出すのが、この素晴らしいスライド。


「もし日本のメーカーが iPhone を発売していたら」という7年前のブログ内容ですが、このスライドは、何度見ても素晴らしい。


もし日本のメーカがiphone


もし日本のメーカーが iPhone を発売していたら



機能を色々と入れたい、あれこれ言いたいというのは、「不安」の表れで「失敗したときの言い訳」を準備している以外のなにものでもないわけです(ターゲットユーザが見えていないというのもありますが)。



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新型iPhoneの発表と同時に、フロントカメラで、自分の顔の動きにあわせて、パーツを乗せることができる機能も発表されました。


日本では2003年にNTTドコモが、FOMA(3G)の900シリーズでFOMA事業テコ入れの際にサービスがリリースされました。


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キャラ電


元々、3Gで「データ通信速度が速くなる」ので、「テレビ電話」キラーアプリケーションにしたいという思惑から、テレビ電話を色々なところで使って試験がなされたのですが、

「顔を見せたくない」

という女性を中心とした強烈な反対があり、

「じゃあ、キャラクターに代弁させよう」

というロジックでサービスが作られました。


デモ写真では、キャラクターが画面一杯ですが、実際の研究段階では、顔の一部に色々なアニメパーツを乗せることができました。


しかし、目的が「テレビ電話」なので、顔を動かしたら追従してくれないと困るわけで、あまり深追いされませんでした。




でもって、2015年9月にリリースされたのが、大人気のsnow
どうなっているかは、説明不要かと思います。女子中高生は、なぜ「SNOW」にハマるのか

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技術としては、そこまで大きく異なるわけでは無いのですが、

「お客様に、どういう経験をして欲しいか?」

で全く結果が異なるわけです。







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iPhoneで非接触充電(Qi規格)が搭載される発表がされました。

日本で、Qi規格の非接触充電が搭載されたのは2011年8月の


NTTドコモ AQUOS PHONE f (SH-13C)

でした。


電動歯ブラシなどで、非接触充電が一般的になる中、携帯電話では、各社非接触充電搭載の機種を一般化させるのは本当に苦労して、撃沈しました。


苦労した理由は
  • 充電台の規格が複数あり、特許や部品供給会社の思惑が交錯した
  • 顧客から、「非接触充電の要求が強い」も、コストアップ、端末厚みアップが当時は当たり前であったために、なかなか全機種で非接触充電を搭載するのに躊躇した
  • 日本でいうと、2011年頃には、NTTドコモが2000年頃のように圧倒的な影響力を失いつつあったために、一つの規格を統一するリーダーが不在だった


今回のiPhoneでのQi規格の採用によって、Qi以外の規格は絶滅に向かう可能性が高いです。

但し、Qi規格は非接触充電の世界では、「規格として統一されている」ものの、最も優れた技術ではないので(距離とか効率とか)、今後新しい統一規格がでてくるかもしれません。




ちなみに、どなたか、これ量産してください(ぺこり)
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iPhone用 非接触充電台 〜作ってくれる会社無いかな?〜

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iPhoneで既に搭載されていた技術ですが、指紋認証は、日本の携帯電話では2003年に初めて指紋認証搭載の機種が発売されています。

しかし、当時は「パスワードの方が楽じゃん」ということで廃れました。


*アップルがiPhoneに指紋認証を搭載したのは、iPhone 5sで2013年9月10日でした。

*日本がスゴイという意味のブログではありません。むしろ逆です。

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